男の視線の行き着く先

今月の始めに野暮用で福岡にいった。

暑い七月の日差しを避けるため、天神の地下街を歩む。


私の前を歩くは、二十歳前後のお嬢さんたち4名。

ワイワイキャッキャと楽しげである。



さて。

お嬢さんがたの服装。

肩や腹の見えるよな、薄い服装。
(いわゆるシミーズだかキャミソールだか)

下は下で、若く眩しい足をさらした、健康的な短パン姿。



普段は田舎のジーヤンやバーヤン、畑の草くらいしか見ていない私。

その若い太ももの吸引力たるや。

死んだじいさんが、拝みながら甦ってきそうな勢い。

若さ弾ける生足の太ももに、知らず眼が吸い込まれる。

お嬢さんの若さに見とれつつ、五メートル程、後ろを離れて歩いていると、あることに気づいた。

前からくる殿方の視線である。


地下街から、きらめき通りを通じて岩田屋方面へ。

若い太もものうしろを、付かず離れず歩きながら、前からくる殿方の視線に目をやれば、どなたもこなたも私の前をゆく女子の足ばかり見ておるではないか。


フリーター風の若いアンちゃんも。

同い年くらいのリーマンも。

ロマンスグレーの初老の紳士も。

あるものは早足で歩き、また、あるものはゆっくりと歩きながら。

歩調はそれぞれだが、必ず太ももに視線が吸い込まれていた。

中にはすれ違いギリギリまで、じっとり観察する、豪の者も。


なんとも微笑ましいというか、情けないというか。


悲しい男のサガに、恥ずかしい気持ちになってきた。

とかく、この世の男はスケベいである。


我が同胞の情けない習性に笑いを押さえ、ふと横の、鏡のようなデコレーションに写る、自分の顔と目が合う。


デコレーション(ひし形みたいなレインボーカラーの鏡みたいなやつ)に写る私の顔。

伸びた鼻の下。

ゆるんだ目尻。


まさしく自分が嘲っていた男の目そのまま。


振りかえってみれば。


地下街に降りて、すぐにお嬢さんたちの生足に溶かされ、岩田屋方面まで歩いた私。

用もないのに、足に見とれてさ迷うおっさん。


今更ながら、己が真性のスケベいと悟らされた夏。


あぁ。

暑い。


comment

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No title

ブログ拝見しています。
その通りです。
私も見てしまいます。目があうと気まずく、目をそらします。

No title

私も女性には、弱い
じっーーとねみちゃいますよ。

いくつになっても
煩悩は、捨てられないものです。

私は、来週も
畑で草むしりという名のの修行です。

Re: No title

龍ちゃんです様、こんにちは。

ですよねぇ。顔は前を向きつつ、視線は下に。
私の住んでる田舎はスーパー過疎地域なんで、
都会の刺激の強いこと。

目の毒....。
もとい、目の正月です^^

Re: No title

がんばー様、こんにちは。

煩悩との戦いは、夏の畑の草ばかりでなく、
路上でも繰り広げられとるわけですな^^

いくつになっても性に対する憧れを持つことは、
素晴らしいことである。

自分に対する言い訳です^^;
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