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すっきり果樹園 クチナシは可憐に咲く

前年の夏の暑さといったら。

そして、畑に蔓延る雑草の逞しさと言ったら。




やぶ畑

2013年夏の画像。畑は緑のジャングル。



昨年は、山の畑を開墾して初めてのシーズンゆえ、夏場の雑草にこれほどまでの勢力があるとは思いもよらなんだ。


背丈近くにまで生い茂り、アブラムシを大量に発生させていたセイタカアワダチソウ。

絡みに絡んで訳がわからなくなった葛のツルのいやらしさ。

私の可愛い果樹を覆い尽くす緑の壁。


鎌で刈ってもすぐに伸びあがる草の勢いに、へとへとになったことを思い出す。

もう二度とあんな思いはごめんだと、親父に愚痴を申し上げていたある日。


「今かぃ、草刈いこうや」と父。

普段、私の趣味になんの興味も示さないこの男がなぜかやる気に。


こうして親子二代で、お山の果樹園の草刈開始。



この日は6月の下旬であったが、草は膝丈を超えて腰までボーボー。

凄まじい繁殖力で伸びまくり。

いやはや雑草の勢いは素晴らしい。

夏の全盛期にはわが畑を緑のジャングルに戻す算用であろうか。



木陰に荷物を下ろし、どこから捌いていくかを計画して、いざスタート。


親父が草刈機で草を刈り散らかす。

刈り飛ばした草を私が集める。


雑草とはいえ水分を含んだ植物は結構な重量。

しかも、まとめた草からは、蜘蛛やらムカデやらが諸々と湧き出し、存分に薄気味悪い。

それに加えて、草刈機を操る親父のハンドル裁きが荒すぎ。

小石や木の枝がびゅんびゅんと足元に飛んでおり、危険極まりない。


照り付ける初夏の太陽に照らされること3時間。





20140627_183441[1]_convert_20140717230207

ようやく土の見える果樹畑になった。
(アフターのみでビフォーがない為、比べようもないが)


暑さと疲労でへばりそうであったが、しばらくは草刈苦行とオサラバできる。

すっきりと片付いた畑を見るのは大変気持ちがいい。




ところで。

気持ちが良くなるものと言えば、クチナシの香り。

畑の隅に植え付けていたクチナシの幼苗が、去年に引き続き、可憐な花を咲かせている。





20140627_183734[1]_convert_20140717230308

純白の花びら。

樹が小さい為、花は小柄。

しかし、小さくても漂う香りは甘く上品。


香る花として、バラの花も育ててはいるが、やはりこの時期のクチナシの香りは別格。

私の贔屓も入ってはいるが、香りの甘さ・強さにおいては完全にクチナシに軍配が上がると思う。


清々しいほど清らかな白い花びらは、触れるとビロードのようなしっとりとした質感で、なんともいえぬ肌触り。

まるで赤子の尻のよう。


見てよし。

触れてよし。

嗅いでよし。

全く、こんな女が実際にいたら。どうにかなってしまいそうである。



しかしこのクチナシ。

良い面ばかりではない。

その甘き香りゆえ、集まる虫も大変に多いのである。

名も知らぬ毛穴くらいの小虫から、そこそこなサイズのゴキブリまで。

それこそ女王様に侍るの奴隷のように。

たくさんの虫を侍らせるのだ。


そして、さらに気になることがある。

花びらが咲き終わると、途端に白から茶色へと醜く汚れてしまうこと。

あんなに綺麗な純白が、煮しめたような茶色に変色してしまうのである。


花の時期が過ぎると、煮しめ色した花びら達が何枚もよれよれと葉っぱにまとわりついており、美しさもなにもあったものではない。

花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき。



と、このようにクチナシの良いとこ悪いとこを評価してみたが、やっぱり好み。お気に入り。

あの花びらと香りを知ってしまったら、恋をせざるを得ない。



また一年後、この香りに出会えることを夢に見て。

甲斐甲斐しくも、お世話をさせて頂くのである。

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comment

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No title

くちなし、僕も大好きです。
肉厚で純白、そしてあの香り。
素晴らしく色っぽいですよね。

大きな花を咲かす品種と、
実が生る品種を並べて庭先でニヤニヤしてます。

買って来て庭に置いた途端、
オオスカシバがやってきたのは笑いました。
毎日毎日卵を絨毯爆撃…
あいつら・・・許すまじです。

Re: No title

ながお様、こんばんは。

クチナシいいですよね。
香りも花びらもパーフェクト!
清楚な中にある色気がたまりません。

虫が多いのと、咲き終わった花の汚さがなければ最高なんですけどね。
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