入院回顧録 その六 退院決定


入院七日目の朝。


朝の往診で担当医から、「だいぶ良いですね。いつ頃退院にしますか?」とのありがたいお言葉。



暇を持て余してしょうがなかった私。


今でしょとは言わないが、今日でと答えた。


しかし、病院の退院日がこんなにざっくり決められるとは思わなかった。


まあ、ホテルみたいに日付が決まっているわけではないし、患者の体調次第でいつでもよいのであろう。



実はこの朝の往診で、四人部屋のうち私を含めて三人が無事に退院することとなった。


皆様、それぞれに色々な病をお持ちであり、同じ釜の飯を食った闘病仲間である。


斜め前の爺様のいびきはうるさかったが、離れるのには一抹の寂しさも。




私は昼過ぎに退院を済ませ、一週間ぶりに我が家に戻った。


退院日から五日ほど年休をもらっていたので、少しの間、家で体の調子を整えることに。




そして現在。


腹に小さな傷はあるものの、変わりなく日々を過ごしている。


入院生活なんてめったにできることではない。


自分の思い通りにできない生活環境で、他者と共に暮らすというのも良い修行ではないだろうか。



病気になって初めてわかる健康の有難さ。


普段通りに生活できることへの感謝の気持ちが込み上げる。




今回、入院生活の中で強く印象に残ったことがある。


それは、担当医の優しい対応と、看護師さんの親切さ。


私の担当医は、おおよそドクターと言われる職種の方の中では抜群に腰の低い方だったと思う。


物腰は穏やかで、言葉使いも丁寧。


あんなに雰囲気の良い先生なら、指名料金払ってもよいと思えるほど、人当たりの良い先生だった。


また、巡回にこられる看護師さんも、説明は丁寧だし笑顔も良し。




こんなことがあった。


ある看護師さんとイロイロ話をした時に、「ここの職場、スタッフがみんな優しくて働きやすいんです」と笑顔で清々しく答えてくれた。



自らの職場をそんなふうに堂々と自慢できるなんて。


素晴らしいじゃないか。



以前は、なにかと評判のあった壱岐市民病院。


私が入院したかぎりでは良い印象しか残らなかった。


もう入院はしたくないけど、なんかあったらまた優しくしてください。







以上、私が体を張ってネタ披露した入院生活の回顧録。


痛い思いもしたが、初めてのことが多すぎて、ある意味勉強になりました。



痛くて眠れない夜も、時が過ぎるとともに痛みは和らいでくる。


トンネルに出口があるように。


明けない夜がないように。


辛いときは過ぎてゆくのだ。



変わらず元気で生きていける幸せ。


これにまさる喜びはない。







後日、病院に入院費を払いに行ったら、申請していた健康保険限度額適用認定証が、うまく適用されず、全額保険なしで払うことに。


(11月25日~12月2日まで入院したのであるが、認定証の適用が12月分のしか反映されず11月の分が適用されなかった)



保険担当のお姉さんに「20万円ほどかかりますが」と申し訳なさそうに言われた時には、ちょっとひいた。



一週間の宿代(手術代含む)でこのお値段。


盲腸ごときで20万。



高いネタ...。 orz


comment

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No title

入院費って馬鹿にならないですよね・・
私は手術前日入院、手術、2日後の昼退院で3日ちょいでしたが、
手術代より入院費の方が高かったですね・・

最近はモンペさんが多数いらっしゃるでしょうから、
病院も上からーではなくなったんではないでしょうか。
私の時も対応はよかったです。
ただ若い看護婦さんに物を何度も見られるのは・・・・・

よかったですね

医療に関して、そういう感想をもてたことは、当然のようでありながら、
とてもラッキーだったと思います。
当たりが悪い?と、とんでもない目に会います。
(入院費はともかく…)

No title

私が入ったところは、ベテランらしい看護婦さんが残念な感じでした。(汗)
若い看護婦さんはほぼ真面目で親身だったんだけどなあ・・・。
段々意欲が消えていくのでしょうかねえ。f(^^;)
もちろん全員ではありませんが・・・。(汗)

退院おめでとうございました。m(__)m
私は、もう一度残っておりますが・・・。f(^^;)
次は二度目となるので、ベテランの患者となる所存です。(笑)

患者も慣れると、扱いが面倒だよね~と言われないようにしよっと。f(^^;)

No title

こんにちは。

退院、おめでとうございます。
いい病院に入院されたようで、良かったですね。
それにしても入院費用って高いですね、私も
初めて入院した時は、予想外の高さにビビりました
´д` ;
今年もあっという間に年の瀬ですが、お体には
気をつけて下さいね。

Re: No title

椎たけ夫様、こんばんは。

今回初めての入院でしたが、看護師さんが優しいと安心して滞在できますな。

医療費がこんなにかかるとはおもいませんでした。
まあ、保険が下りない分は高額医療費でなんとかできるみたいです。

なにはともあれ、病気にはならない体を作ることが一番だと実感しましたよ。

Re: よかったですね

きくちゃん様、こんばんは。

たまたま今回が良かっただけとならないように、
今後も親切な対応で、職務に従事していただければと思っております。

年末にこの出費は痛かったですよ~
来年は健康に暮らしたいもんですな。

Re: No title

ベテランの方が残念な感じって確かにあるかも。

慣れが生み出す余裕がそうさせるのでしょうかね?

初心を忘れず笑顔の対応を!って願いたいですが、
中にはとんでもないクセモノ患者もいるだろうから、
タフじゃないとやってけないってのもあるかもですね。

>ベテランの患者

いいですね!ベテラン患者(笑)
看護師さんに迷惑かけちゃだめですよ~

Re: No title

ふりすきぃ 様、こんばんは。

他の難しい病気で、長期に入院されている方なんかにくらべたら、
鼻くそみたいな金額ですが、保険が効かないのにはまいりました。
とりあえず、高額医療費なんちゃらで、なんとかなるようです。

今年も一年、こんなくだらないブログにお付き合いいただき感謝です!

冬休みはなにかと大変でしょうが(子供の昼飯なんにすっかとか)
元気にお過ごしくださいね~

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