牛小屋の牛の気持ちがわかりました。

夏の果樹畑。


蚊除け・蜂避け対策に携帯用蚊取りと、頭から被る防虫ネット。

更にコメントで助言頂いた、防虫スプレーも買い込み、上記の昆虫からの嫌がらせについては、全く問題がなくなった。

ある虫を除いては。





アブである。


以前、果樹畑にスズメバチが出没することを記事にしたが、スズメバチは基本的に私をガン無視。


親指ほどもあるこのスズメバチ。

でかい体にゴツい羽音でブンブン飛び回るが、私がゆっくり近づいて観察しても、全く意に介さない。

餌となる虫探しにご執心で、汗臭いおっさんには目もくれず、果樹に害する虫を持ち去ってお行きになる。


こちらがむやみに手出しをしない限り。

私にとって
スズメバチは、激しく頼りになる防虫マシーンである。




さて、件のアブ。

梅雨を越えて、暑さの本番を迎えた7月中旬ぐらいから目立ち始めた。

最初は蜂が飛び回っているのかと、ビクビクしたがアブとわかって安心。

ではない。



このアブ。

スズメバチとはうってかわって、汗臭いおっさんが大好きなご様子。

とにかく鬱陶しい。



蚊は、人間にわからぬように生き血を吸うが、アブはいきなり体当たりをしてくるのでビックリする。

しかも、蚊と同じように人を刺す。


私は刺されたことがないが、人に聞くとなかなかの痛みであるらしい。


それが畑をウロウロ徘徊する間、ずっとついて回るのである。

もちろん私も手で払って追いやるが、素早いアブは余裕でかわす。

叩いては逃げられ、払っては飛び付かれ。

ノロマな牛小屋の牛そのもの。




そして、一番厄介なのは人間が一番無防備になる一時。

排泄TIMEである。




今までは、漂う蚊にさえ気を付けていればよかった。

しかし、今日は違った。

畑の奥の雑木林に、小を致そうと歩いて行くが、何匹ものアブが一緒に付いてくるのだ。


こりゃかなわんなぁと思いつつ、我自慢のピストル(南部十四年式)をそびき出せば、右に左に飛び回っていたアブが、いきなりシンボルめがけて突っ込んできた。




基本的に男子のシンボルは、突っ込む為の器官である。
(あとオシッコ)


それが反対に突撃をくらい、慌てた私の放水は見事に的外れ。

手にかかるは足にかかるは。


両手両足は残念なことになったが、放水止めまでアブの特攻は止まない。




アブを避けるために、シンボルの上で両手の指をピロピロ波打たせ威嚇。

体は波に揺らめくワカメのように前後に揺らし、アブが体に止まるのを防ぐ。





想像できるだろうか。

昼なお暗い雑木林で、チ○コ丸出しの中年が、チ○コの上で両指をピロピロし、体を揺らしながらオシッコしている姿を。


変態である。





黄金水で濡れた手をズボンで拭う。

今更汚いことなどありはしない。

小便なんて汗と一緒。

出る穴が違うだけ。


そう自分に言い聞かせながら、畑を下る。




今後のアブ対策をどうするか。

今はそれが一番の問題である。


心置きなくオシッコをする為に。


水不足

7月中旬から、北日本を始め東日本を中心に、集中豪雨による水害が発生している。
(昨日は山口・島根県も大雨の被害で大変な事態に)

被害に見舞われた方々には、1日も早い復旧をお祈り申し上げたい。



さて。

水不足である。


集中豪雨で大変なことになっている地域とはうってかわって、私の住んでるこの壱岐には、梅雨明けよりまとまった雨が、ほとんど降っていない。

職場のおば連(おばさま連合)とも、やれ畑の野菜が枯れかかりよるだの、実なりが悪かだの。

もちろん、私の育てている果樹にも少なからず影響が。


特にブルーベリー。

私の管理の不手際もあるのだが、昨年末に購入した幼苗に被害出まくり。


殊更酷いことになっているのは、初のノーザンハイブッシュ系となる、ヌイ・プル・レカ、それにサザンハイブッシュ系全般。

いずれも水不足による葉の萎びれや干からびが目立ち、残念な姿に。


同じ用土に、同じマルチ、同じ環境、ほぼ同時期に植え付けたラビットアイ系のマル・メンディトゥー・ウィトゥは、葉っぱをチリチリにしながらも、そこから更に、瑞々しい枝葉を伸ばしており、ノーザンハイブッシュ系を暖地で育てることの難しさを痛感すると共に、ラビットアイの逞しさに感心もする。



サザンハイブッシュ系の収穫時期が終わり、私のブルーベリーもラビットアイが本番を迎えている今日この頃。


ラビットアイの特徴は、ハイブッシュに比べ大きくなり、夏の暑さに強い。

果実の品質ではハイブッシュに劣るのが通説であるが、最新品種はなかなかどうして良いものがあるとのこと。


温暖な気候の壱岐地方には、ラビットアイがうってつけである。
(栽培下手な私でもそれなりに育つし。)



そんな休日の今日。

午前中に、ブルーベリーに水をやるべく叔母の家に行く。


天気予報では、本日はくもり。

明日は雨降りと予報は告げるが、今この時に、ブルーベリーの新梢がうなだれているのをほってはおけない。
明日まで待てない。


30㍍ほど離れた水道の水を如雨露に汲んで、畑までもっていくのだが、なん往復も水を運ぶのは暑いし、辛い。

体力の無い私にはしたたか堪える。

仕舞いには、始めてのお使いのチビッコのように、ヨチヨチ歩きになるしまつ。こけ倒れそうなくらい。

人間、体力は大事であると思い知らされた。



曇りで、太陽の直射が無いとはいえ今日も暑い。

湿度の高いぬるい風が、体を吹き抜ける。

湿った女の掌に頬を撫でられるような、むっちりとした熱い風に吹かれながら、ブルーベリーに水を撒いていく。


明日はまとまった雨が降れば良いが。

この水やりが呼び水となってほしいものである。

雨雨降れ降れを歌手の八代亜紀は、私のイイ人連れてこいと歌ったが、私は果樹の為に歌いたい。



水害で大変なことになっている方々には、もう止んでほしい雨。

各地の被害が最小限で収まることを願ながら。


小さな畑の小さなおっさんは、畑のブルーベリーの水不足を心配する。


孤高の殺し屋 畑の友

畑の草を刈る手が止まる。

草の葉に寄り添う、カマキリを見つけたから。




暑い7月末、酸素が豊富な緑のジャングルには、大小様々なカマキリが、自慢の鎌を舐めながら、静かに獲物の到来を待っている。


幼い頃から、カマキリは好きな昆虫だ。

スレンダーな体を緑の壁に溶け込ませ、じっと獲物を狙う。

トンボが強襲型のプレデターなら、カマキリは静かに死を呼ぶ暗殺者。

子供心に、孤高の虫の王者に憧れを抱いていた。



このカマキリ。

寿命は一年もない。



高いススキの穂先に産み付けられた卵から、兄弟揃って、外の世界に出て行く。


蛙の舌。

蜘蛛の前足。

黒ありの顎。

緑の壁から現れる、痛恨の一撃から逃れ、同じ場所で生まれた、自分の兄弟たちにも命を狙われながら。
また、同じように、自身も兄弟達を糧にして、したたかに生き抜いて行く。



成長しても、食うか食われるか。

ムカデ。

オニヤンマ。

スズメバチ。

トカゲ。

鳥。

山の畑のジャングルで、無数の殺し屋の牙をくぐり抜け、いつか彼も殺し屋になる。

しなやかで美しい殺し屋になる。



何百といた兄弟達の中で、僅かしか生き残れない、自然の厳しさ。

それを生き抜いてきた彼の(彼女の)姿は、実に美しい。



海外に生息する、カマキリの仲間に花カマキリがいるが、その美しさは、生きる美術品である。

その進化は必要に応じてのものであろうが、極めて芸術的。


カマキリの、肉食昆虫としての性能の高さ。

その性能故の、そのフォルム。

性能の高いものは美しい。

美しき天然。

神の御業の尊しやである。




そんなカマキリに心寄せつつ、畑の果樹を見て回る。


気になるは、スモモの太陽。

以前に、葉っぱのコガネムシ被害を記録したが、ますます枝が禿げ上がってきた。

なんかおかしいと、顔を近づけて見回りすると、目前に、親指ほどもあるキミドリ色した、どでかいイモムシが現れた。

いきなり出てきたイモムシに、思わず、「キャッ!」とお姉みたいな声が出たおっさん。

揚羽蝶か何かの幼虫かと思うが、とにかくでかいので、なんか漏らしそうになった。


ビックリしてオカマな叫びをあげた恥ずかしさと、葉を食い荒らされた怒りで、強めのテデトール発動。

枝にしっかりしがみつくイモムシの足には、感心させられだが、滞りなくご退場いただいた。



果樹の葉や枝、その実を狙う昆虫たち。

それを防ぐ、私の用心棒。

暑さに負けて、見回りをサボりたくなる時の、畑の友として、これからもその鎌の切れ味に期待するのである。

私の農作業着 夏服選び

畑仕事に着ていく服をどれにするか。


機能性と見た目にこだわるおっさん園芸家。

暑くてやぶ蚊だらけの畑に合う服を考える。



何事も形から入る私。

冬の間は、世界のUNIQLO装備を身に纏っていたが、涼しくなると、黒のジャージで土いじりに勤しんだ。


しかし、スズメバチの登場により、黒ジャージは危険と判断。
(スズメバチは黒い色には攻撃的になり、白い色にはあまり反応しないとのこと)

しかも、ジャージは蒸れて暑い。
この時期は特に地獄。



そして、私の畑は草ボーボー。

色々な虫がいる生き物たちのサンクチュアリ。


いくら暑いとはいえ、半袖半ズボンは無謀。

そんなカッコで行った日にゃ、やぶ蚊に食われ、雑草に擦られて泣きを見るのは必至。


よって、ターゲットは長袖となるが、白系の長袖服は持っていない。



すかさず、困った時のネット通販。


農作業着で、検索すると、出るは出るは。


オーバーオール風のアメリカンファーマースタイルから、農ギャルとかいう若手お嬢さん向き(おばさんも可)まで様々。


電脳店舗の膨大なリストの中から、キレイめな、お洒落かっこよく見える、色の淡い薄手のブルゾンを購入。

ズボンも同じような柄を合わせて買った。



数日経って、物が届き袖を通してみる。


モデルさんみたいに小綺麗な格好で、草刈りに勤しむ自分を想像し、ワクワクしながら服を着用。



しかし。

鏡に写るその姿はどうみても、仕事の出来ない建設関係の人か、冴えない農協職員さんにしか見えない。
(いや、上記職種の方に悪気はありません)


サイトのモデルさんは、あんなに小綺麗に着こなしていたのに。



そこにいるのは、長袖で汗だくの地味なおっさん。



これが現実である。




さて。

服はこれで良いとして(納得は出来ないが)、頭部の装備を揃えることにする。



今までは、白タオルをほっかむりしていたが、蚊の攻撃を完全に避けられない。

メガネをかけた上から、まぶたを刺されたこともあるくらい、気合いの入ったキッスを仕掛けてくる畑のやぶ蚊。

今後はスズメバチも見回りに来ているので、やはりほっかむりだけでは、心もとない。


フラフラとホームセンターを徘徊していると、頭に被るタイプの白い(ここ重要)防虫ネットを発見。



これはいいもん拾うたと、麦わら帽子にセットして、気分よく畑に出かけたが、網目が白の為、激しく視界が悪い。

一度ならず、草と間違って桃の苗を蹴り飛ばそうになり大変危険。


しかし、外すとやぶ蚊が塊になって吸い寄ってくる。



被れば作業着効率が下がり、外せばやぶ蚊のエサ。



暑さ、痒さ、臭さ。



進退窮まる畑のおっさん。



こんな私の、明日はどっちだ?


サンシャインブルー

パソコンの機嫌が悪くなり、半月が経とうとしている。


PCでblogの更新が出来なかった為、書きたいことがあっても、ログインにさえ到達出来ない状況にあり、もうよかとばかりにblogに入らない日々が続いたが。


よく考えれば。

携帯からでも書き込みができることに、今更ながら気づいた。


普段から長文のこのblog。

携帯電話の小さな字を、プッシュプッシュと弄るのは、イライラさせられるが、果樹の記録はつけておきたい。
(果樹以外の話が多いが)


さて。

先月の末に、サザンハイブッシュブルーベリーのサンシャインブルーが熟れ頃を迎えた。


このサンシャイン。

実は二株目。


初代は、私の栽培下手&日照不足により、全く成長しておらず、 細い枝に弱々しい葉っぱで、もはや、果樹の外観はしていない。
(とりあえず生存中)


もうサンシャインは要らん、と思っていたが、年末だったか園芸店で、元気な苗が売り出されていた為、見初めて購入。

現在に至る。(この時にデュークも購入)



この苗は、大変に元気な苗木のようで、春の花はよく咲き、幼いなりにも関わらず、実成りもよろしかった。


むしろ、実が成りすぎて、6月末の台風で、先の方の主幹が折れるという災難にあったが、気にすることなく、株元から、元気なシュートを伸ばしている。

実をならせ過ぎたと、心配していたが、杞憂であった。


ところで、そのお味だが、以前に食べたブラデンよりもはるかに旨かった。

しっかりとした甘さに、ブルーベリーの風味がのっており、安定感のある味。

粒もなかなか良い大きさ。

初代サンシャインの汚名を払拭する、その味に安心した次第。


さほど大きくはないこの幼苗。

これから株を成長させて、ますますの豊作を期待するのである。

男の視線の行き着く先

今月の始めに野暮用で福岡にいった。

暑い七月の日差しを避けるため、天神の地下街を歩む。


私の前を歩くは、二十歳前後のお嬢さんたち4名。

ワイワイキャッキャと楽しげである。



さて。

お嬢さんがたの服装。

肩や腹の見えるよな、薄い服装。
(いわゆるシミーズだかキャミソールだか)

下は下で、若く眩しい足をさらした、健康的な短パン姿。



普段は田舎のジーヤンやバーヤン、畑の草くらいしか見ていない私。

その若い太ももの吸引力たるや。

死んだじいさんが、拝みながら甦ってきそうな勢い。

若さ弾ける生足の太ももに、知らず眼が吸い込まれる。

お嬢さんの若さに見とれつつ、五メートル程、後ろを離れて歩いていると、あることに気づいた。

前からくる殿方の視線である。


地下街から、きらめき通りを通じて岩田屋方面へ。

若い太もものうしろを、付かず離れず歩きながら、前からくる殿方の視線に目をやれば、どなたもこなたも私の前をゆく女子の足ばかり見ておるではないか。


フリーター風の若いアンちゃんも。

同い年くらいのリーマンも。

ロマンスグレーの初老の紳士も。

あるものは早足で歩き、また、あるものはゆっくりと歩きながら。

歩調はそれぞれだが、必ず太ももに視線が吸い込まれていた。

中にはすれ違いギリギリまで、じっとり観察する、豪の者も。


なんとも微笑ましいというか、情けないというか。


悲しい男のサガに、恥ずかしい気持ちになってきた。

とかく、この世の男はスケベいである。


我が同胞の情けない習性に笑いを押さえ、ふと横の、鏡のようなデコレーションに写る、自分の顔と目が合う。


デコレーション(ひし形みたいなレインボーカラーの鏡みたいなやつ)に写る私の顔。

伸びた鼻の下。

ゆるんだ目尻。


まさしく自分が嘲っていた男の目そのまま。


振りかえってみれば。


地下街に降りて、すぐにお嬢さんたちの生足に溶かされ、岩田屋方面まで歩いた私。

用もないのに、足に見とれてさ迷うおっさん。


今更ながら、己が真性のスケベいと悟らされた夏。


あぁ。

暑い。


ジロー、、目覚めよと呼ぶ声あり

時間を作って、果樹園へ。

いつも通りに果樹の観察。


スモモや桃には、相変わらず蔓のツルが巻きついていやらしいこと。


薫る草花を育てたくて、よその畑との境界に植えつけたハゴロモジャスミンにも、情け知らずの蔓は巻き付いている。

ジャスミンもツル性の為、ほどくのが大変面倒くさい。

いらいらしつつも、ゆるりゆるりとほどいていたが、時間がかかるので蔓のつるだけを鎌で切って処分。


草を刈ったり、やぶ蚊の献血に協力したり(強制的に)と、呆けて過ごしていると、なにやら耳元でエンジンのような音が。

羽音だ。

しかも、かなり近い。


何か嫌な予感を覚えつつ、振り返る。



目先、1mほどにでかい蜂。

スズメバチである。







でけーーーーん!

と、心の中で叫び、一気に畑の反対側へ。



今日の服装。

頭はいつもの白タオルほっかむりの竜ちゃんスタイル。

だが、服は真っ黒のジャージ姿。

スズメバチは、黒色を激しく攻撃すると憶えていたので、ひくほどビビる。


件のスズメバチは、幸いにも後を追ってこなかったが、これはマズイことになった。



私の果樹園、野生の王国。

常日頃から様々なお客様がおいでになる。


足の裏ほどもある大きなムカデ。

藪に隠れて休む蛇。

私の畑には、これらのちょっと強面な面々が、隠れ潜んでいるのだが、彼らはたいして怖くはない。

人間を恐れているからだ。


だが、スズメバチは違う。

彼らは、テリトリーに入った侵入者を容赦なく攻撃する。

その一撃は強烈。

あの世に旅立つ片道切符。


そのスズメバチが私の畑に。

彼らの巣が、もし近くにあったら。

最悪である。



とはいえ、これで果樹栽培をあきらめる私ではない。

携帯で、ウィキペディアへアクセス。

スズメバチの生態を調べる。


スズメバチは、白には攻撃的反応はしないらしい(状況による)。

また、巣にいる幼虫に与える餌は、基本的には他の昆虫類。



>基本的には他の昆虫類。

昆虫を捕まえるってことは、私の畑に侵入するコガネムシなんかも餌ではないか。

よくよく調べると、やはりコガネムシやカナブンなんかも餌となるらしい。


コガネムシの食害に悩まされている私にとって、願ってもない強面のエンジェル。


この時点で、害虫から益虫へランクアップ。

畑のアウトローは、畑の用心棒へと格上げである。


今後は、しっかりと畑のパトロール、害虫駆除をお願いしたい。


だが、服装には気をつけねばなるまい。

あのでかい羽音がブンブンなる中で過ごすのは、根性がいる。


あまり白系の服は持っていないし、タンスに長袖の種類もすくない。

あとで、畑に向く作業着を検索してみよう。



さて。

今日は大変うれしい出来事が。


長い沈黙をやぶり、ついにアイツが目を覚ました。




次郎柿である。


このジローさん、植えつけ当初からまったく動きがなかったのだが、ようやくお目覚め。

土に刺さったゴボウにしか見えなかったが、ようやく新芽を芽吹いてくれた。

さあ、これからごっつい成長をみせておくれと願いたいが、一つ不安が。


ジローさんの刺さっている場所。

実は、畑の奥の林の中。


植えつけ場所まで考えずに、大量に苗木を購入したため、ジローさんは果樹畑ではなく、山の中へ(正確にはだれかの畑)ひっそり植えつけ。


植えつけ当初からやや日陰気味であったこの場所。

どうにかなるやろと考えていたが、甘かった。

春になって芽吹いた、高木の若葉が生い茂り、最悪な日陰環境に。


今から引っ越す場所もなし。

この日陰ゾーン(他人の畑)で、どのような成長が拝めるか。

スズメバチの動向を窺がいつつ、今後も記録に残してゆくとする。


スモモの葉、コガネムシに食われる

今日はパソコンが動くので、落ちないうちにアップを。

先月の話になるが、我が果樹園にいらっしゃったお客様のこと。


仕事だったり、雨降りだったりで、いけなかった果樹園。

夜を徹して降り続いた雨が、ようやく落ち着いた休日の午後。


雨雲の隙をついて山の畑へ。

ものすごいことになっとるじゃろう(草的に)と思いつつ、行ってみる。



想像してはいたが、やはり。

果樹園に生える草の勢いのすごさたるや。


前回、膝丈よりも下まで刈り込んだ雑草群。

まったく懲りる様子もなく、素晴らしい成長力で繁栄しておられる。

道なき草の道をかき分けて進み、木陰から園内をしばし静観。


スモモは随分と枝が伸んだ。

だが、痛んだ葉が多い。

台風通過の影響もあったかもしれないが、主な原因は虫。

コガネムシである。

正式な種類は詳しくわからなかったが、金属光沢のある茶色のような、ブロンズ色した羽をもつ小型の種類。


これが、スモモの葉を見事なまでに穴だらけにしてした。

特に新梢から生える新しい葉がボロボロになっており、痛ましい姿に。



以前、コフキゾウムシの件で。

【畑の虫は殺さず】を標榜して、よそに逃がしてやったのだが。


前言撤回。

あまりにもひどい食害で、私のかわいいスモモがハゲ散らかした姿は目の毒である。

やられ放題のまま見過ごすのでは、園主の資格なし。


久しぶりにテデトール発動。

葉につくコガネムシを、一匹一匹テデトール。



スモモの中でも、特に食害がひどいのは太陽。

一枚の葉に何匹ものコガネムシが集っている光景は、実に腹立たしい。

一本一本の果樹を点検して、いたずら者を処分。



それが終われば、今度は草のお相手。

伸び放題の若草たちを刈りまくり、刈った分は果樹の根元にマルチング。
草刈りをしつつやぶ蚊を払い、草を敷いてはやぶ蚊を払う。

土星に漂う隕石のごとく、大量のやぶ蚊をサテライトさせながらの草刈りは、休む暇がない。



やぶ蚊と草だらけの雑草畑と化したわが果樹園。

今の時期は、大量のやぶ蚊が食いついてくる為、ひたすらに動き続けて、働き続けていなければならないし、草はものすごいし、くそ暑い。


園芸や畑仕事をしない人が見れば、なんとご苦労な。と思われるであろう、草と泥とやぶ蚊の世界。

そんなきつい農作業に加えて、この暑さ。

でも、行かずにはいられないほど、秘めたる何かがある。

それはたぶん、山の畑の居心地の良さ。



生活していく中での諸々の壁。

心の葛藤。

おっさんのつまらない悩み。

それら、折に触れ押し寄せる人生の荒波を、つかの間忘れさせてくれる。



木々のささやき。

土の匂い。

小鳥のさえずり。

童心に戻る唯一の場所。



そして、畑にたたずむ小さいが偉大な存在。


草陰から顔を出す、カマキリの子供。

桃の枝に休むトンボ。

名も知らぬ花の上で踊る、小さな蝶。


私が踏み均す足元でも。

蟻も、ミミズも、ムカデも。

それぞれに己の生涯を全うするべく生きてゆく。


様々な命が満ちている山の畑。

その命の輝き。

心の休憩所。


暑さもやぶ蚊も、コガネムシも遭遇すれば、顎が出る。

だが、これからも畑通いはやめられない。


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玄界灘に浮かぶ壱岐で、果樹栽培に勤しむ中年です。
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